R2 営業部ブログ
ペットフーディスト養成講座より~タンパク質のお話し~

R2をご利用のみなさま

いつもご購読いただきありがとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
ペットフーディスト養成講座事務局です。

今日は、6大栄要素のひとつである【タンパク質】について、お話します。

前回お話した【水】と同様、犬や猫が生きていくためには、とても重要な栄要素です。

 

【タンパク質とは】

■タンパク質の役割:
筋肉や骨・爪など、身体のさまざまな臓器や血液やホルモンを作り、生命維持に欠かすことができない重要な栄要素です。また糖質や脂質とともに、エネルギー源にもなります。ただし、糖質や脂質からのエネルギーが不足し、タンパク質をエネルギー源として使ってしまうと、筋肉量の低下や免疫力の低下につながることも忘れてはいけません。

■タンパク質とアミノ酸:
アミノ酸とはタンパク質を構成するもので、20種類あります。
この20種類のうち、体内で合成できないアミノ酸(必ず食事から摂取しなければいけない)を「必須アミノ酸」といい、体内でほかのアミノ酸から合成できるアミノ酸を「非必須アミノ酸といいます。
必須アミノ酸は、人は9種類、犬は10種類、猫は11種類あります。
このあたりは、みなさまもよくご存知かと思います。

タンパク質で理解していただきたいのは、その「質」についてです。
タンパク質はとても大切な栄要素なので、その要求量を確保し、効率よく利用するために、良質なタンパク質を摂取する必要があります。
質の悪いタンパク質の場合、たくさんの量が必要になり、結果、糞便量が増えたり、バランスが崩れたりする可能性があります。

 

【タンパク質の「質」】

タンパク質の質を評価する方法として、「アミノ酸スコア」や「生物価」などがあります。

■アミノ酸スコア:
食品中の必須アミノ酸の含有バランスを示した指標です。このスコアが100に近いほど、体内でのタンパク質利用率が高くなります。

主な食品のスコア
・鶏肉:100
・牛肉:100
・鶏卵:100
・鮭:100
・鰯:100
・大豆:86
・精白米:65
・小麦:44
・ジャガイモ:68
・トウモロコシ:74
肉や魚などの動物性タンパク質の方が高く、大豆や米など穀類の植物性タンパク質は低くなっています。

■生物価:
吸収された窒素のうち、糞便中や尿中へ排泄されずに体内に保留される割合を示しており、この値が高いほどタンパク質として優れていることになります。

一般的に、この値も動物性タンパク質のほうが、植物性タンパク質より高くなっています。

以上のことから、同じタンパク質でも、肉や魚などの動物性タンパク質のほうが良質といえます。

ペットフードには、タンパク質量が記載されていますが、単に量だけを見て選ぶのではなく、その質、つまり原材料に何が使われているかを確認し、選ぶことで、効率的に栄養を摂取することができます。

植物性タンパク質源の穀類などは食物繊維も多く含むため、給与量が多くなり、糞便量も増えます。また子犬の時期は消化も苦手なため、効率的に栄養を摂取できていないことも考えられますので、アレルギーなどがない健康な場合は、動物性タンパク質主体のペットフードを選ぶことが大切になります。

ただし、植物性タンパク質が主たる原材料のペットフードが、絶対にダメという話ではありません。アレルギーがあるなどの理由で、そのフードでなければいけない場合もあります。
大切なのは基本的なことを理解したうえで、お客様に提案できることです。

今一度、お取り扱いされているペットフードの原材料を確認し、主たる原材料は何かをチェックしてみてはいかがでしょうか?

ペットフーディスト養成講座はR2お取引先のみなさまは、R2特別価格にてご受講いただけます。
通常:55,000円 → 特別価格:44,000円(税込)

お申込はこちら ※外部リンクになります
https://www.pet-foodist.jp/request/add?cd=CZPFPF06-00

【※HCC受講生・修了生の方へ】
すでにホリスティックケア・カウンセラー養成講座をご受講の方は、ホリスティックケア・カウンセラー受講生優待価格でお申込いただけます。以下よりHCC専用ページにログインし、お申込ください。

HCC受講生 優待価格でのお申込はこちら ※外部リンクになります
https://www.hcced.jp/student/info/petfoodist_open/