R2 営業部ブログ
ペットフーディスト養成講座より~水のお話し~

R2をご利用のみなさま

12月も後半。サロン様、ショップ様につきましては、最大の繁忙期を送られていることと思います。年末の忙しい時期に、じっくりお読みいただく時間はないかと存じますので、年明けの落ち着かれたときにぜひ、お読みください。

今日は、【水】のお話です。
水は、犬や猫、私たち人間にとって、生命維持にもっとも大切な栄養素です。成犬、成猫では体重の約60%を水が占め、その10%程度の脱水でも死に至ることがあります。
・・・と、わかってはいるものの、意外と見過ごしてしまっているのが水分摂取。特にシニア期になると食事量、飲水量も減り、脱水症状を起こしやすくなるので、注意が必要です。まずは水の重要性を理解し、お客様に効果的な水分摂取についてアドバイスしていただければと思います。

それでは、供給される水と排泄される水について、説明します。

■供給される水:
・食事に含まれる水
・飲み水
・体内で栄養素がエネルギーになる際に生成される水(代謝水)
※食事内容によるが、1日の水分摂取量の5~10%にしか過ぎないため、実質供給されるのは、食事中に含まれる水と飲水により得られる水分量となります。

■排泄される水:
・尿、糞便での排泄
・不感蒸泄。皮膚および、呼吸から絶えず蒸発している水

これを前提に、1日にどれくらいの水が必要かを考えていきます。

■水の必要量:
摂取エネルギーとほぼ一緒。
つまり、1日に400kcal摂取している場合は、400cc前後の水分が必要ということです。
ただ、気温、体調、活動量、食事の種類、食物繊維量、年齢によって違います。
特にフードを販売する側として食事と水分量についてはしっかり理解しておく必要があります。

たとえば・・・
1日に必要なエネルギー量400kcalの場合、必要な水分量は400cc。
そのパートナーが自発的に飲んでいる水分が100ccだったとします。

①そのパートナーがドライフードを主食としている場合:
ドライフードに含まれる水分量は10%以下とかなり少ないため、食事から摂れる水分はかなり少ないです。つまり、自発的な飲水量100ccを引くと、残りの300ccが不足しているといえます。

②ウエットフードが主食の場合:
一般的なウエットフードの水分量は80%です。与えているフードの量が400ccとしたとき、その80%なので、320ccの水分を摂取していることになります。飲水量と足すと、420ccとなり、計算上は確保できているといえます。

これらはあくまでも計算上の話であり、必要な量は状況によっても変わりますが、犬猫の健康管理を行う上での目安にはなります。特にドライフードを主食とする場合に、この考え方を元にすると、下記のような水分不足解消の提案がより意味のあるものになります。

では具体的に、水分不足解消の提案にはどんなものがあるでしょうか?

■水分不足解消の提案:
・摂取カロリーを考慮したうえでの、ミルクやスープなどでの水分補給
・ドライフードに、ウエットフードのトッピング
・ドライフードとウエットフードのローテーション
など。

以上です。
これから冬になると空気が乾燥する上に、寒さや運動量の減少により自発的な飲水量が減りがちになるため、時期的にもより水分摂取が大切になります。お客様へのプラスの提案にご活用ください。

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