
R2をご利用のみなさまへ
はじめまして。㈱カラーズ・エデュケーションの塔春(とうはる)と申します。
弊社は、R2のグループ会社で、「一般社団法人 日本アニマルウェルネス協会」認定のペット系資格講座「ペットフーディスト養成講座」と「ホリスティックケア・カウンセラー養成講座」の運営をしております。
これまで、R2のお取引先さまの中にも受講いただいた方がたくさんいらっしゃいます。
今日から月に2度、両講座のテキストから、みなさまの日々のお仕事に役立つプチ情報をお届けします。ご興味がおありでしたら、ぜひおつきあいくださいませ。
では、さっそく本日のお話です。
みなさまは、犬や猫の「食事」の販売をされているかと思いますが、本日のテーマは食事のことを考えるために必ず理解しておく必要がある「消化・吸収の仕組み」のお話です。
■「消化・吸収の仕組み」を知る意味とは?
2019年10月にペットフーディスト養成講座を開講したのですが、その全ての講師が口をそろえて言っていたのは、「何を食べるか?を考える前に、食べた物がどのように消化・吸収されるかを理解し、イメージすることが大切。それにより、何をどのように食べるかを考えやすくなり、何か問題が起こったときにも対処しやすい。」ということでした。
また、消化器の役割は「消化」だけでなく、口から入ってくる菌やウィルスから身体を守る、「免疫機能」などの大切な役割もあります。
「どのフードがいいのか?」「どんな手作り食のレシピがいいのか?」を考えるためにも、消化・吸収についてぜひ理解を深めてください。
それでは、簡単に解説していきます。
■消化・吸収の流れ
摂取した食事や水は、「口→食道→胃→小腸→大腸」という流れで、物理的または化学的に消化され、その流れの中でそこに含まれる栄養素が吸収され、余分な未消化物は便として排出されます。
・物理的な消化:食物を砕いて細かくする作業。口での咀嚼や、胃での攪拌。
・化学的な消化:血管を通るほど小さい分子にするために、化学的に細かく「分解」すること。この時必要なのが消化酵素です。
■各器官の役割
口:人とは異なり、犬と猫は口の中には消化酵素がほとんどないため、口の役割は「物理的消化」です。飲み込める程度に細かくし、食道へ送り込みます。飲み込める程度であれば、それ以上咀嚼する必要はありません。
食道:口から胃に食べ物を運ぶ管の役割を担います。
胃:食べ物の保管と、タンパク質の消化の役割を担います。
小腸:消化と吸収を行う器官です。胆汁や膵液、腸液を分泌し、タンパク質・糖質・脂肪を消化・吸収します。また、ビタミンやミネラルも小腸で吸収されます。
大腸:水分と一部のミネラルの吸収を行い、未消化物を便として排出します。
また、大腸の中に住む多数の菌と協力し、消化液では消化できない繊維質を発酵させ吸収したり、腸の細胞の栄養にしたりします。
■消化器の健康のために気を付けたいポイント
①ストレスから守る:
消化器は、それ自身が複雑な機能を持っているだけでなく、他の機能と連動しています。特に、脳とはさまざまな化学物質や神経を通じて情報交換をしています。
精神的なストレスは消化器に影響を与えるため、ストレスからパートナーを守ることは、消化器の健康にもつながります。
②適切な食事:
バランスの取れた食事は消化器の健康につながります。ただ、そのバランスは一頭一頭異なりますし、その時によっても変化します。
消化器の健康のバロメーターである便の状態や、パートナーの状態を観察しながら、パートナー(愛犬愛猫)に合ったバランスを考えられるようにしたいですね。
以上です。
ぜひ、ご自身やパートナーの食事を考えるとき、消化・吸収をイメージしてみてください。
ここでは、基本的な消化・吸収のお話をさせていただきました。
消化に大きく関わる消化酵素についてなど、さらに詳しく知りたい方はぜひ「ペットフーディスト養成講座」の受講をご検討くださいね。
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